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足元には生きものがたくさん!


皆さまこんにちは。
北区立自然ふれあい情報館スタッフの木伏です。

12年お世話をしていた家の蛇が今朝死んでしまっていて、かなりショックな気持ちでお仕事中です...。
最近エサを食べなくなってきていたので、寒さのせいかと思っていましたが...。

かなりブルーな気持ちな話はさておき。
先日外部の出前授業で土壌生物についてお話をしてきました。その際に自然園で捕まえた土の中の生きものを紹介していましたが、今回はそれらの生きものの一部をブログでもご紹介します。




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土の中の生きもので、個人的に知名度では1、2位を争うと思っている " オカダンゴムシ " 。
いわゆるダンゴムシの仲間で、身近な場所でみられるのはほぼ写真のオカダンゴムシです。ダンゴムシにもいろいろ種類があり、自然度の高い場所にはコシビロダンゴムシの仲間、天然の砂浜にはハマダンゴムシがいたりします。どれも有機物を分解してくれる大切な存在です。




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こちらは " ワラジムシ " 。
ダンゴムシとほぼ同じような暮らしをしていますが、ダンゴムシと違い丸くなって天敵から身を守ることができません。
代わりに体が平べったく足も速いので、走って逃げたり狭い隙間に入り込むことで身を守ります。




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生きものっぽく見えないかもしれませんが、ちゃんと生きものです。
" マクラギヤスデ " という、ヤスデの仲間です。ダンゴムシやワラジムシなどと同じように落ち葉や木くずを食べて生活しています。ヤスデの仲間は触ると身を守るためにかなりキツい臭いを出すのですが、マクラギヤスデはあまりにおいを出さないので観察者にやさしいヤスデ。

土壌生物はこういった落ち葉や木くずなどを食べて分解してくれる生きものが多いですが、それらの生きものを狙う土壌生物も存在します。




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こちらは " メナシムカデの仲間 " 。
自然園でみられるムカデの中では一番大きなムカデで、他にはイシムカデの仲間やジムカデの仲間がいますが、どれも3cmの小型だったり細かったりと、ここまで立派な姿をしていません。
他の小動物を捕食する土壌生物で、他のムカデと違い地表からあまり上の方へ移動しないので、地表付近で生活する体に特化したのでしょうか?名前にもあるようにメナシムカデの仲間には目がありません。




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1枚目はメナシムカデの頭部、2枚目はトビズムカデの頭部です。よく見るとトビズムカデの方は小さな目が4つあるのに対し、メナシムカデの方はありません。同じムカデのグループでも生活の仕方が違うと体のつくりにも違いが生まれるのが観察してて面白いポイントですね。


そもそも『土壌生物』とはなんぞ?という話ですが、ざっくりとまとめると【土の中で生活をしている生きもの】の総称です。
かなりアバウトなまとめなので、人によってはヒキガエルも土壌生物に入れる人もいます。

今回紹介したのは一部で、他にもフトミミズの仲間やオオハリアリ、ハヤシワラジムシの仲間、コガネムシ科の仲間の幼虫など、様々な生きものが見つかりました。

土壌生物は体が小さいおかげで身近なちょっとした場所でも見ることができます。
種類を調べるのは少し大変ですが、普段は見られない生きものと気軽に出会えるのでおススメです。
気になった方はぜひ、身近な場所の落ち葉や石の下などの場所をさがしてみてください!


(木伏)


by jyohokan | 2025-12-17 12:00 | 自然情報 | Comments(0)