
フクジュソウが咲き、春の光を感じる季節となりました。
この時期は、地面に光が届くことで草花の芽生えが始まる大切な時期でもあります。
芽生えを後押しするため、インターン生とともに、自然園の武蔵野台地上層部にある草地でアズマネザサ刈りを行いました。
この場所にはアズマネザサやヘクソカズラ、エノキ、ヤマグワなどが見られます。
いずれも在来種ですが、ネザサが優占すると地表が覆われ、光が届きにくくなり、草本層の多様性は低下していきます。

在来種であっても、優占すると単調な植生になり、芽生えの機会は限られてしまいます。
草地は放置すれば林へと遷移していきます。
そこで今回は全面的な除去ではなく、部分的に刈り取りを行い、光が地面まで届く環境を整えました。

刈り取り後の地面には、小さな芽生えも見られました。
春にどんな草花が生えてくるのか、今から楽しみですね。
アズマネザサ刈りの最後には、見出しにもある写真「チョウの庭を目指して 武蔵野台地草地活動」という看板を設置しました。
明るい草地に花が増え、チョウをはじめとした生きものが集う環境を育てていく取り組みです。
左側の看板デザインは、インターン生が手がけました。草地を整えるだけでなく、その意味をどう伝えるかも、共に考えています。
今後の動植物の変化も記録しながら、この草地の経過を見守っていけたらと思います。
(MK)
今日はインターン生が来てくれていました。
木伏さんとインターンのHさんが(私はやらない)、落ち葉溜めのつくりなおし作業をしているところを撮影。
せっせと粗朶を落ち葉溜めに運んで、形を整えていきます。

四方は、剪定枝でつくった杭をハンマーで土に打ち込み、囲いをつくっていました。
落ち葉溜めは、単なる“片付けた落ち葉の山”ではありません。
生きものにとって、とても大切な場所になります。
落ち葉はやがて微生物やダンゴムシ、ミミズなどに分解され、
栄養たっぷりの土へと変わっていきます。
その過程で、
冬を越す昆虫のすみかになり、
カエルや小さな生きものの隠れ家になり、
土をふかふかに育てます。
※できあがった土は、自然園の植物を育てる土として利用予定
さらに、小川にたまりすぎた落ち葉の“分解場所”としての役割もあります。
小川に落ち葉が溜まりすぎると、水の流れが悪くなるため、定期的に取り除いているのです。
「お手伝いにきたの?」と言われつつ、
「いえ、写真撮影だけです!」と返答して、作業風景をパシャリ。
そのまま、さわがしく鳴くシジュウカラの声に、どうかしたかな、とカメラを向けると――
そこにいたのは、シメ。

シメは東京では冬に見られる“冬鳥”です。
春から夏は北の方や山地で繁殖し、冬になると平地や都心部でも見られるようになります。
一番の特徴は、太くて力強いくちばし。
その力はとても強く、硬いクルミの殻さえ割ることができるらしいです!
今日は1羽がシジュウカラの群れに紛れながら、
すました顔で何か(木の実?)を食べていました。
シジュウカラよりも大きなからをしているので、「誰?誰なの!?」とシジュウカラたちも騒いでいたのですかね?

今日の作業も、今日のシメも、
どちらも今の季節らしい風景でした。
(K)









